【麻雀】フリー雀荘などで早く切るコツ
麻雀をしている時に他の人されたら迷惑なことの一つに「切るのが遅い」があります。
麻雀を始めたばかりの方や不慣れな方は仕方ない部分もあるのですが、実は早く切るためにはいくつかのコツがあります。切るのがどうしても時間がかかってしまうという方、知らない方と打つ機会がある方など、是非このコツを知って頂ければ幸いです。
目次
1回の打牌は何秒で切るのがいい?
では一体何秒くらいかかったら遅いのでしょうか?
フリー雀荘では打つスピード、テンポは大切です。早ければ早いほど良いわけではありませんが、無駄に長すぎるのは快適なゲームをする上で支障が出ることがあります。
ゲームでは10秒くらいの持ち時間がありますが、対人でやる麻雀は明確な時間制限がありません。切る時間が遅いか早いかの感じ方は実は個人差がとても大きいのですが、どんなルールでやるか、どんなメンバーとやるかでも時間の感じ方や、使ってよい時間は大きく変わるでしょう。
私の経営する麻雀店マージャンカフェステップのフリーでは、平均して3秒以内の打牌をお願いしています。3秒と聞いて皆さんは長いと思うでしょうか?短いと思うでしょうか?
実際の打牌を見ていると、わかりやすい手であれば皆さん1秒前後で打牌されているように見えます。長くてもせいぜい10秒ちょっとくらいになるでしょうか。
同卓している4人が気持ちよく打つためにも、テンポよく切るコツを身につけましょう。
具体的に早く切るためにはどうすればいいのかをまとめてみました。
次に自分のツモ番が来るのを意識する
すごく当たり前なのですが、次の自分のツモ番が来るのをしっかり見ておく必要があります。自分の左側の人が切ったら自分の番が来ますので、いま誰の番まで進んでいるかを確認できるようにしましょう。
たまにある例ですが、卓内だれも動かず「あれ、いま誰の番!?」って思ったら自分だった
みたいなことがあります。
始めたばかりの時は自分の手牌を見るので精一杯かもしれませんが、左の人がツモったらそろそろ自分に来ると心の準備をしておきましょう。
自分の番になったらすぐツモる
早く切るためには早くツモることも重要です。
上家(自分の左の人)が切ったらすぐツモ動作に入るようにしましょう。
ただし、上家の捨て牌が完全に切られるまでは、ツモ動作に入らないようにした方が無難です。相手がまだ切っていないのに手を伸ばすと、急かしているようにも見えます。また「早く伸ばした手によって捨て牌が隠れて鳴きたい人が見えなかった」というトラブルにもつながる可能性も考えられます。
※先ヅモについて
だいたいのフリー雀荘では、上家がまだ捨てていないのに先にツモってしまうのはNGです。これを先ヅモといいます。もし自分のツモ牌に触ってしまった場合、上家の捨て牌を鳴いたり、あがったりすることはできないルールが一般的です。牌を見てなくても触ったら先ヅモになりますので注意しましょう。
ツモ牌は手の中に入れない
ツモって持ってきた牌は、なるべく手牌の中に入れずに切るようにしましょう。
同様にアガリ牌も手牌に入れないようにしましょう。ツモ牌によって点数が変わってしまうケースがあるためです。
またツモ牌は右利きの場合は手牌の右端にくっつけず、少し離して置くのが理想的です。
手牌にくっつける=手の中に入れたと見られる場合があるためです。
手牌の上に横にして置くのもやめましょう。牌がこぼれたりする原因にもなります。よく放送対局などで視聴者に見やすくするためにやりますが、フリー雀荘では推奨しません。
効率よくあがるために切る順番を覚えよう
基礎知識として、孤立牌を先に切るとか、ペンチャンよりもカンチャンを大事にするといったことを覚えておくと打牌選択は早くなります。これは何切る問題などで練習しましょう。
ちなみに上手な人ほど早く切れる傾向にありますが、これは何を切るべきかを知識として知っているからです。
どうしても長くなりそうな時
手牌が難しかったり、2人からリーチが来たときなど、どうしても時間がかかりそうな時は誰にでもあると思います。
そんなときは考える前に「すみません」や「ごめんなさい」と一言いうだけで周りの対応や雰囲気は断然良くなります。なにも言わず黙って長考するのは控えましょう。
「失礼」はなるべく使わない方が無難です。
考えている時のクセにも注意
自分の番で、何を切るか考えている時は、腕組みしたり、頭を掻いたりしないようにしましょう。他にも自分の捨て牌を直したり、山を前に出したりするのもなるべく控えます。
何を切るか考えている時も手は常に手牌の横に置きます。切ろうとしてつまんで戻したり、手を行ったり来たりしないようにしましょう。手を動かすと下家(右の人)が捨てたと勘違いすることがあります。なるべく無駄な動きをしないようにしましょう。
盲牌しない
盲牌とはツモ牌を指の感覚だけで当てることです。ツモ番の時によくやられる行為ですが、盲牌した後に、結局目で見て確認したり、欲しい牌が他の人にバレたりと良いことがあまりありません。早く切るためにも無駄な行為ですので控えましょう。
理想的なツモり方・切り方とは
理想的なツモり方とは無駄な動きがありません。目安としては、ツモ山にまっすぐに手を伸ばして、手牌の右端にまっすぐに持ってきます。牌を低く持ってきて低く切るイメージです。こうすることでツモ牌が他の人に見えたりせず、最短の時間で持ってきて切ることができます。
また、切る時に意識することは、切った牌からすぐに手を離すこと。
たまに切った牌に指を置いたまま離さなかったりする人がいますが、切った牌が他の人から見えずらくなります。同卓者はあなたが何を切ったのか、一秒でも早く知りたがっています。全員に同時に見えるように切るのが理想的ではないでしょうか。※ポンチー発声優先の店では特に大事になります。
完璧な打牌は目指さない
場に何が何枚切れているかや、受け入れ枚数が一番多い選択は何か?など、正確に数えようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。たっぷり時間を使った100点の打牌よりも、サクッと80点くらいの打牌をするイメージでしょうか。4人とも限られた時間の中で選択しています。一人だけ多くの時間を使うことのないよう意識します。
まとめ
フリー雀荘などで早く切るコツをご紹介いたしました。切るのがどうしても時間がかかってしまうという方、参考にしていただければ幸いです。
ただし、マナーを強要しないのもマナーです。打牌が遅い人にも優しく、寛大な心で接して頂けますようお願いいたします。